AI面接の費用はいくら?料金の仕組み(月額定額・従量課金)と予算の立て方

公開: 2026/07/17 / 更新: 2026/09/17 執筆: QRUU 編集部

AI面接ツールの料金は、月額定額と、面接1回ごとの従量課金に分かれます。従量課金は応募が多い繁忙期ほど請求額が上がり、月額定額は面接の件数にかかわらず毎月同じ額です。年間の採用計画が決まっている企業には、予算を立てやすい月額定額が向いています。

AI面接ツールの料金は何で決まるか

料金を左右するのは、主に「面接の実施回数」「登録できる応募者数」「録画データの保存期間」「採用管理や分析などの機能」です。これらをまとめて月額で払うか、面接の回数に応じて払うかで、料金の仕組みが2つに分かれます。

月額定額と従量課金の比較
観点月額定額従量課金
料金の決まり方プランごとに月の面接回数などの範囲が決まり、範囲内なら何回使っても月額は同じ面接1回ごと(または候補者1人ごと)に料金が発生する
予算の立てやすさ請求額が毎月同じなので、1年間の費用を先に出せる月ごとに金額が変わり、応募が多い月の請求額を見込みにくい
利用が少ない月使わなくても同額がかかる使った分だけなので安く済む
応募が多い月範囲内なら増えない(範囲を超えたときの料金は要確認)件数に比例して増える
向いている企業毎月面接があり、年間の予算を先に確保しておきたい採用が年に数回で、実施しない月が多い

なお、具体的な金額を公開せず「要問い合わせ」としているツールも少なくありません。

見積もりを依頼する前に、次の4点を決めておきます。①月あたりの想定面接回数(繁忙期の数字も)②登録する応募者数 ③必要な録画の保存期間 ④採用管理機能が要るかどうか。この4点を各社に同じ内容で伝えると、返ってきた見積もりをそのまま比べられます。

採用管理システムの費用も含めて比べる

見積もりには、AI面接の料金だけのものと、採用管理システムの料金を含むものがあります。含まれる範囲が違うので、金額だけを並べると、範囲の狭い見積もりのほうが安く見えます。

どちらの形で比べるかは、採用管理システムをすでに使っているかどうかで変わります。

  • 採用管理システムをすでに使っている:AI面接だけの料金で比べる。ただし連携にかかる費用を足す
  • 採用管理システムがない、またはExcelやスプレッドシートで管理している:合計額で比べる。一体のサービスなら契約は1つで済む

AI面接と採用管理が一体のサービスを選ぶか、別々に契約してつなぐかで、費用だけでなく運用の手間も変わります。違いはAI面接と採用管理システムの連携で解説しています。

見落としやすい費用

  • 初期費用:初月に別途かかる場合があります。金額と、設定代行や研修などの支援が含まれているかを聞いてください。
  • プランの範囲を超えたときの料金:月額定額でも、範囲を超えたときに追加料金がかかるのか、上位プランに切り替わるのかを、契約の前に確かめてください。
  • 録画の保存期間:保存期間を過ぎた録画がどうなるのかと、延長できる場合の費用も問い合わせてください。
  • 連携にかかる費用:今使っている採用管理システムと連携する場合、採用管理システム側で費用がかかることがあります。採用管理の機能を含むツールなら、この費用はかかりません。
  • 契約の単位:月ごとの契約か、年単位の契約かで、実際に負担する総額と解約のタイミングが変わります。月額だけを見比べると見落とすため、契約期間と更新・解約の条件をあわせて確認してください。

従量課金は、応募が多い月の請求額で考える

従量課金の費用を平均的な月で計算すると、実際の請求額とずれます。応募は、求人を出した直後や新年度の前に集中しやすいためです。

例えば、年間120回の一次面接を見込む場合、月平均は10回です。実際には、応募が多い月は30回、少ない月は3回ということもあります。1回あたり5,000円の従量課金なら、平均的な月は50,000円ですが、応募が多い月は150,000円と3倍になります。月50,000円で予算を取っていると、この月は社内への説明が必要になります。

月額定額では、プランの範囲内なら応募が多い月も請求額は変わらないため、この説明は要りません。一方、年に数回しか面接がないなら、従量課金のほうが1年間の費用は安くなります。

※ 上の数字は考え方を示すための例です。実際の単価と月ごとの面接回数は、ツールと自社の採用計画によって変わります。

予算を立てる4つのステップ

  • ステップ1:月あたりの応募数と、一次面接に進める割合から「必要な面接回数」を見積もる
  • ステップ2:面接回数を月ごとに出す。年間の合計だけでなく、いちばん多い月の件数も出す
  • ステップ3:月ごとの回数をもとに、従量課金と月額定額の1年間の費用を比べる。月による差が大きいほど、請求額が一定の月額定額のほうが予算を立てやすい
  • ステップ4:契約の単位(月単位か年単位か)を確認し、年間で実際に負担する額に直す

面接1回あたりの単価だけで比べると、繁忙期に増える請求額や、採用管理などの機能が含まれるかを見落としやすくなります。1年間の費用と、減らせる作業時間(日程調整、面接の実施、記録の作成)をあわせて比べましょう。

工数を金額に換算して、費用対効果を説明する

稟議では、かかる費用だけでなく、その費用に見合う効果があるかも問われます。一次面接にかかっている時間を金額に換算すると、ツールの費用と比べる材料になります。

  • 手順1:一次面接1件にかかっている時間を書き出す(日程調整の往復・面接そのもの・評価メモの作成・二次面接担当への申し送り)
  • 手順2:担当者の時給を計算する(年収 ÷ 年間の労働時間。年収500万円で年間約2,000時間なら、時給は約2,500円)
  • 手順3:「1件あたりの時間 × 時給 × 月の件数」で、月にかかっている金額を出す
  • 手順4:手順3の金額から、ツールの月額と、導入後も残る作業の金額を引いて、差を見る

※ 時給の出し方は一例です。自社の給与水準と労働時間で計算してください。

この計算で出るのは、減らせる作業時間の分だけです。応募者の取りこぼしを減らす効果は金額に換算しにくいため、無理に数字にせず、定性的な効果として説明に添えます。

QRUUの料金(参考・全プラン公開)

参考として、対話型AI面接と採用管理システムが一体になったQRUUの料金は、月額3万円(AI面接 月30回・応募者500名)・5万円(月60回・2,000名)・8万円(月120回・応募者数上限なし)の月額定額です。初期費用は0円、プランの範囲内なら従量課金はありません。すべての料金を公開しているため、見積もりを取らなくても比較検討ができます。

ご契約は1年単位で、お支払いは月々の請求書払いです。年間の総額で見比べる際の前提としてご確認ください。更新・解約の条件は、ご契約時に契約書でご案内します。

よくある質問

無料で使えるAI面接ツールはありますか?
無料トライアルを用意しているツールは多くあります。本格運用を無料で続けられるものは限られるため、トライアルで操作のしやすさと評価の質を確かめてから、有料プランを検討してください。
月額定額と従量課金は、どちらが安いですか?
1年間に何回面接するかによります。面接が年に数回なら、従量課金のほうが安く済みます。毎月面接があるなら、プランの範囲内で回数が多いほど月額定額のほうが割安になり、請求額も一定なので予算を立てやすくなります。
費用対効果はどう説明すればよいですか?
一次面接1回あたりにかかっている社内の作業時間(日程調整、30〜60分の面接、記録の作成)を金額に換算し、月の面接回数を掛けます。その額から、ツールの月額と、導入後も残る作業の金額を引いて、差を見ると分かりやすくなります。応募者の取りこぼしを防ぐ効果は数字にしにくいため、定性的な効果として添えましょう。
見積もりを取るとき、何を伝えればよいですか?
次の4点です。①月あたりの想定面接回数(繁忙期の数字も)②登録する応募者数 ③必要な録画の保存期間 ④採用管理機能が必要かどうか。この4点を各社に同じ内容で伝えると、返ってきた見積もりをそのまま比べられます。
安いプランから始めて、あとから上げられますか?
多くのツールで上げられますが、条件は確認しておいてください。プランの範囲を超えたときに自動で上位プランへ変わるのか、申し出てから変わるのか、変更がいつから反映されるのかによって、月の途中の料金が変わります。下げる場合の条件(いつまでに申し出るか)もあわせて聞いておきましょう。